中古車の怖い裏話 | |
★ 現在の中古車業界について | ★ 選択を間違えたお客様 |
★ 仕入れのヒミツ | ★ 納車まで頂くお時間について |
★ ネットオークションの落とし穴 | ★ メーター不正について |
★ 販売価格のヒミツ | ★ ヤフーオークションについて 2 |
数多くある輸入販売店の中から弊社のHPをご覧頂きまして誠に有難う御座います。
そんな皆様に中古車業界の裏話や良い話をお教えしようと思います。お時間有りましたらお付き合いくださいね。「本当の安さとはしっかりした品質の上に成り立つもの」と考え、販売してます。
弊社は誰でも彼でも買って欲しい!というスタンスではございません。
弊社の方針をご理解頂ける方にご購入頂き1台のお車を通して末永いお付き合いをさせていただけたらと考えております。
現在の中古車業界について
現在はどの業界もそうだと思いますが、生存競争が厳しいようです。そんな中、中古車業界の小規模、中規模業者は大変な苦戦を強いられています。だからこそ、”メーター不正”や”修復歴有無の偽り”などの話題があとをたたないのです。手数料のみを利益としノークレームで販売し、リスクを回避する”オークション代行”の乱立も然りです。
実際のオークションでは、修復歴車、メーター不明車、状態が中程度より低い中古車が多数成約になっています。それは、数多くの販売業者がそんな車の中からしか利益を生み出せない状況にあるからなのです。品質の良い中古車の仕入れ価格は高いから手を出せないのです。
修復歴車、メーター不明車、状態が中程度より低い中古車を仕入れてどうするのか?という疑問をお持ちになると思いますが、例えば修復歴車を「ちょっとこの辺が当たってるだけですよ…」とか、最初から年式相応の距離に戻された中古車を仕入れ「実走行ですよ…」と販売したり、修復歴やメーター不正は無くともパッと見だけ綺麗にして展示するというのはごく普通に行われている事です。
BPコーポレーションで中古車をご購入された経験のあるお客様はおわかりいただけると思いますが、お車をご案内させていただくのに時間がかかるのです。自信を持って販売できる車、BPコーポレーションの取扱基準に合う車はそう多くないのです。
「お客様から文句を言われない程度の車を売っていればいいや、」などという業者とは全く異なります。中古車のプロフェッショナルとしてBPコーポレーションのお車をご購入いただき満足してもらい喜んでいただけるお車をお渡しするという責任があるのです。
仕入れのヒミツ
これをご説明すると「えっ!」と言われてしまうのですがBPコーポレーションはオークションの評価点を100%信用しません。これは経験に基づいて言えるのですがどんなに評価点が良くても程度の悪い車はたくさんあるのです。評価4.5や5で仕入れてBPコーポレーションが修復歴を見破ったという車も数台ではありません。それだけ最近の車体修理技術が進歩しており修復歴有無を判断するのが難しくなっているという背景があります。しかしBPコーポレーションは元々車体修理つまり鈑金塗装の会社なので高度な技術で修復された修復歴車でも見抜く力が有ります。
またオークション評価点も人間が付与するものなので一人一人の判断にゆだねられ統一性が無いという点も忘れてはなりません。評価4の車よりも評価3の方が状態が良いという事もよくある話です。オークション評価が4だから間違いないとか、5だから大丈夫というのは実はキケンなのです。
ネットオークションの落とし穴
近年中古車が安く買えると人気のネットオークション。しかし、本当に安いのでしょうか?出品者の8~9割は中古車業者という実態ですがなぜ中古車業者はお店で車を売らないのでしょうか?もちろん、少しでも早く売るために多くの媒体を使いたいという気持ちはあると思いますが、どうもそうとは限らないキケンな車が有るというのです。
事例1)BPコーポレーションと付き合いのある部品業者さんがH10年ステップワゴン、走行60000キロという車をネットオークションで落札いたしました。出品している業者さんも質問にも丁寧に答えてくれて雑誌等にも大きく広告を出している業者さんだったので安心して落札したそうです。点検整備無しという条件だったのでBPコーポレーションに「整備してよ!」と持ってきました。確かにとても綺麗でお買得な感じでした。ただ整備士が車の点検をした途端に機関の多数の不具合が発覚したのです。何か怪しいと感じたスタッフと部品業者は車台番号から過去の車歴をあたり、前所有者に連絡を取りました。その答えは「集中豪雨の際に1度水に浸かった事がある」と言いました。そして不具合が出てきたのでその事(水没)をちゃんと言い大手買取業者に買取ってもらったとのことでした、、。更に調べた所、その業者が買取りフランチャイズのバックボーンだったのです。弊社も間に入りましたが先方は知らぬ存ぜぬの1点張りで前所有者を巻き込むわけにも行かず部品業者は泣き寝入りをしました。
事例2)弊社の若手スタッフの友人が安い車が無いか物色中、H6年アリストV黒ツインターボ7万キロを発見!車検も付いて修復歴無し、これはお買得と75万で落札しました。出品者さんは店舗を持たずに車を売る所謂ブローカーと呼ばれる方のようだったそうです。しばらくは快調に走っていたのですがわずか1週間でミッションが滑りエンジンがガラガラと異音を奏で始めました。これまた、弊社が少し動いて車台番号から走行距離を照会しました。するとなんと3ヶ月前に某オークションで13万キロで出品歴がありました。もちろん、出品者に返品をするよう進めましたが時既に遅し、連絡がつきませんでした。一時的にエンジン音を静かにする添加剤やATの滑りを止める添加剤があることをご存知ですか?部品商の話によるとこれが一部の中古車販売店を中心に爆発的に売れているそうです。恐いですね、、、。
BPコーポレーションの身近でもひどい例がこの2件です。恐らく氷山の一角でしょう。インターネットの普及、無責任に業者間相場を公開するオークション代行業者の乱立によって安さだけを求める消費者が増えているように思います。大きな業者でも妙に安かったり、複数台出品しているのに個人を装っているような業者には気を付けて下さい。
販売価格のヒミツ
同じ年式、同じような距離、同じ様な状態に見えるが販売価格がバラバラ、、中古車雑誌等をご覧になってそう思いませんか?なぜこのような現象が起こるのでしょうか?
よくお客様から言われます「カーセンサーネットやグーネットでこんな車が有るんだけど大丈夫かな?」すべて、修復歴無し、走行少ないお車でとても安いのです。BPコーポレーションの仕入れ価格より安いなんて車も有ります。
なぜでしょうか?答えは簡単です。状態が悪いからです。BPコーポレーションが品質の良い車を仕入れ、しっかりと点検整備をし、内外装仕上げを施して販売した価格よりも大幅に安いのです。中古車とは新車やその他の新品商品とは異なり大量仕入れ格安販売などできる商品では有りません!安いのはその販売店が安くする努力などをしているわけではなく安いそれなりの車を仕入れて販売しているだけなのです。
冷静になって考えてみてください。車に限らず多くの商品の価格と品質は比例しているはずです。本当の安さとはしっかりした品質の上に成り立つものです。
しかしながら、そんな状態の悪い車や修復歴車、走行不明車、粗悪車もその安さゆえにオークションではバンバン売れております。くれぐれもお気を付け下さい。目立つ車を覚えておいて2週間後くらいの中古車雑誌を見るとこれでもか!と言わんばかりのセールス文句で掲載されているのをよく見かけます。恐いですね、、、。
選択を間違えたお客様
2003年11月5日に修理でご来店いただいたお客様からの一言「オークション代行で買ったから文句言えないんですョ、、、」詳しく聞いたところ、今年の8月に購入されたお車(古くありません)のエアコンが効かない、ブレーキがきかない、運転席パワーウィンドウが壊れた、、、との事、確かにひどいお車でした。更にお客様は「オークションから直接買ってきた車で、手数料\5万しか払ってないから仕方ない、、、」と言っていました。例えどのような手段で購入したとしても納車整備もしっかりと行わない販売店に責任があると思います。このお客様のお車はBPコーポレーションで直すか下取りする事になりました。確かにオークション代行業者から「手数料しかもらってないから現状だよ、、」と言われれば何も言えなくなる気持ちもわかります。ただ、オークション代行業者も車のプロフェッショナルとしてもっと責任を持って欲しいものです。
納車まで頂くお時間について
BPコーポレーションで販売→納車させていただくお車は、正直なところ納車までお時間かかります。というのも、未使用車で無い限り必ず外装にキズやエクボがあるものです。BPコーポレーションではそう言った所も直しています。鈑金塗装という作業をしている為時間が掛かります。早い・安いを謳った鈑金フランチャイズでやっている軽補修とは全く異なります。外装のキズ・エクボが元通りになって次は塗装に入ります。これはベテランの塗装職人が1台1台色合わせをしっかり行って塗装します。その後に外装を磨き上げます。その様な部分からBPコーポレーションの中古車はご納得頂けるのです。仕入れたお車をそのまま渡すのは簡単な事ですが、しっかりとした状態で乗って頂きたいので少しお時間下さいね。BPコーポレーションでは、小キズを直さずに2週間で納車するより、しっかり仕上げて6-8週間で納車させていただく方を選びます。お店の都合と言われればそれまでですが、納車時にはじめて車を見るお客様の立場で真剣に考えるとお時間を頂かざるを得ません。どうかご理解お願いします。
メーター不正について
平成15年10月16日発行の「自動車公正取引」(自動車公正取引協議会編集発行)という冊子でこんな記事がありました。九州地区の大手中古車販売店の走行メーターの不当表示に「厳重警告」という題で、この業者はオークションにてメーター不明の中古車を11台(発覚しただけで)仕入れそのメーター数値を実走行として雑誌に掲載し販売しようとしたとの記事でした。消費者の方はあまり知らないかもしれませんが業者間オークションには走行不明車(メーター巻き戻し)車が本当にたくさん有ります。そんな車を狙って仕入れる業者も多数いるのです。つまり、自分の手は汚したくはないが巻き戻された中古車なら大歓迎という業者も存在しているという事です。今回の「厳重警告」はこのような業者への警告となりますのでBPコーポレーションでは消費者保護の観点から歓迎します。
【追記】2003年11月5日、また愛知県の2つの業者がメータ巻き戻しで排除命令を受けました。2社ともカーセンサー、Goo等に掲載している販売店ですがH8年レジェンド185900キロ→85539キロ、H8年セルシオ158696キロ→75832キロ等々です。実際にオークションではこのような過走行、多走行車は飛ぶように売れています。これでも、貴方は雑誌の情報を丸々信用しますか?雑誌にはこのような販売店、中古車をチェックする機能は有りません。
1オーナー車
よくお客様から「1オーナー車ですか?」と聞かれます。中古車業界では一般の消費者に対して長年{1オーナー=状態が良い}と誤解を与えてきたと思います。これまでの経験上、1オーナー=状態が良いとは必ずしも言えません。もちろん、1人の方がしっかりメンテをされてきたお車の状態が素晴らしいのは言うまでも無い事ですがそう多くないのが実状です。ノーメンテで3万キロ走行のお車より、しっかりとメンテをされた6万キロのお車の方が例外なく状態が良いと言えます。BPコーポレーションは「1オーナー」という甘い言葉でお客様を惑わす事無く、お車全体の状態をしっかり見極めてご案内いたします!
ヤフーオークションについて2
お客様からヤフオクに「こんな車が有るんだけど・・・・」とヤフオクURLを記載したメールを頂きます。最近は出品者さんのほとんどが中古車業者と見受けられますが、つい最近(本日は2005年1月20日)、ひどい出品者がいました。ヤフーIDは公表しませんが、出品しているほとんどの車のメーターが実際の走行距離より10万キロ前後戻されているのです。かなり安くで最低落札価格に達し、一般のお客様が競り合っているので見るに耐えません。そして、終了時刻間近になると何者かが価格を吊り上げてくるのが手口のようです。車台番号まではヤフオクで確認できませんが、国内最大級の相場データを持つ弊社では調べればすぐにわかります。一般のお客様を騙している訳なので個人的は許せませんが、どうすることも出来ないのが現状です。もし、どうしてもヤフオクの車が欲しく、それがとても安い場合は出品者に車台番号を聞いて弊社にメールください。出来る限りその車の素性をお調べします。短くまとめると、『高い買い物なのでくれぐれも気を付けて下さい』ということです。繰り返しこのHPでも述べていますが、安く出せる車の仕入れ価格はそれだけ安いのです。仕入れ価格が安い=それなりの理由があるというごく簡単な事です。
後日談になりますが、2005年3月9日のニュースで出ていましたね。
中古車をインターネットのオークションサイトで販売する際、走行距離計の数字を巻き戻して客をだましたとして、京都府警生活経済課と田辺署などは8日、不正競争防止法違反(誤認惹起表示)と詐欺の疑いで、京都府井手町井手、自営業○○容疑者(42)、京都市伏見区淀樋爪町、派遣業○○容疑者(34)を逮捕し、車の入手先の八幡市八幡の中古車販売業者らを捜索した。 調べによると、○○容疑者らは昨年6月下旬から7月上旬にかけ、走行距離約11万キロの中古車のデジタル式走行距離計の数字を巻き戻し、約4万キロと実際より少なく表示。インターネットのオークションサイトに「走行距離は4万キロです。格安での販売」と虚偽表示をして出品し、落札した会社員男性(45)から約110万円をだましとった疑い。 府警によると、○○容疑者は最初25万円から始まったこの車の入札に参加してわざと競り合い、値段をつり上げていたという。同容疑者は一部否認している。 府警は○○容疑者がこれまでにネットで車300台を出品していることから、他にも余罪があるとみて追及するほか、だれが走行メーターを巻き戻したかや巻き戻した方法などの解明を急ぐ。