サイドシル インナー フォースメント 3263
【96.800円(税込み価格)取付加工 工賃別】
BPコーポレーションオリジナル
BNR32スカイライン用補強部品。
ジャッキアップの弱点を強化します。
業販受け承ります。
チラシ用PDFダウンロード施工実例 1 [2014.7.26 ]
施工過去の記事【2014.7.26】
今日はいつもの作業実例の紹介とはちょっと違いましてウチのオリジナルパーツの紹介などしたいと思います。
取付車両はスカイラインBNR32GTR。
専用の設計ですので他の車種には取付できません。(R32 4ドアには取付可能です)
1台だけの製作で終わりにしようと思ってたのですが、これがまたなかなかの出来栄えでして、他にも同じような事を考えている方の為に量産することにしました。
ではではご覧くださいませ。
注意:部品は今後改良を重ねて写真とは少し異なる部分が出る場合もございます。
BNR32のサイドシルアウターを輪切りにして中の状態がわかるようにしてみました。
中はスカスカの空洞でして,みるからに頼りない作りだったりします。
その為、車載ジャッキなどのジャッキアップポイント1点で車体を持ち上げたりしますとすぐに潰れてしまうのもBNR32のボディの弱点の内の1つです。
その昔、発泡ウレタン充填とかいってこの空洞をパンパンに埋める作業をよく頼まれてやったりしましたね。
BNR32のオーナーさんではこのジャッキアップポイントのダメージで悩まれている方も多いのではないでしょうか?ここの損傷は修正機などで下引きして元の状態に近づけたとしても、軽くジャッキで上げるだけで同じようにまた潰れてしまいます。
ちなみに写真の状態は全然潰れていない方な部類ですね。パネルの曲がり方を見るといかに縦方向の強度が弱いのかがわかると思います。
今回紹介するのはジャッキアップポイントが潰れないようにするパーツではなく、あくまでもサイドシルの補強を前提とした部品です。
実はオーナーからはBNR34の部品流用でサイドシルの強化を頼まれたのですがなんと!!34の部品なのにもう廃盤?…といったことになってるらしく、であれば作ろうという事で製作した部品です
構成部品は片側3点。
1mmの鉄板で製作したインナーパネルをベースにバーリング加工で軽量化を施してあります。
片側に5箇所ある純正の水抜けの穴も機能に問題なく装着可能で、この空洞のサイドシルアウターの中にすんなりと収まる設計です。
更にベースのインナーにはコの字型のパネルをスポット溶接。このパネルも1mmの鉄板を使用します。
こういった箱型になっている断面を持つパネルを平坦なパネルに溶接する事によって更に強度を持たせることができます。
このような構造はネジレにも強くボディ剛性のアップに繋がることと思われます。
重量も片側4キロ弱と比較的軽く左右でも8キロですので、それほどウェイトハンデになることもないかと…それより、なによりこのゴツいサイドフレーム並みの補強ホースメントがサイドシルの中に入ってると考えるとゾクゾクしませんか?
純正のインナーに使われている同じ色で塗装。
全然違和感ないでしょ?
仮付けでホースメントを固定したらアウタパネルを装着してスポット溶接に移ります。
アウターパネルを装着すると二度と目にすることはないかもしれない。
アウターパネルが装着できましたら、リヤフェンダーで隠れる部分をやはり純正チックな塗装をしてカットしたリヤフェンダーの溶接に入ります。ここまでの作業手順を大まかに説明しますとこんな感じです。
①リヤフェンダーとフロントピラー下側のカット。
②サイドシルアウターの取り外し。
③インナーやジャッキアップポイント部分の鈑金。
④補強プレート装着。
⑤NEWサイドシルアウター溶接
⑥カットしたパネルの溶接。
今回ご紹介しましたBNR32専用の補強パーツいかがだったでしょうか?
私自身BNR32をもうかれこれ20年以上乗ってまして、皆さんと同じようにジャッキUPポイントが潰れてたりします(笑) 中々自分の車はいじれる暇と機会がないのですが私のGTRにも装着してみたい!と作業しながら思ってしまいました。
おそらくスポット増しよりもうワンランク上の剛性が得られるはずです。
今回ご紹介したGTRは※今現在作業途中ということもありまして走行はまだしておりませんが、変化の違いなんかも今後お伝えしていきたいと思います。
※2014 7/26
今後商品化に向けて改良を重ねていきますので予告無く仕様変更をする場合もございます。
一般の小売も考えておりますのでご興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせ下さい。
施工実例 2 [2017.7.23 ]
BNR32 R32 サイドシル
潰れ 鈑金 修理
今までも何度も紹介してますがR32のサイドシルパネルのジャッキUPポイントです。
BNR32に乗られている方でこの箇所をよく見たことがない方はちょっと覗き込んでください。90%の確立で潰れています。
何故にこの重量の車体でこういった弱い構造のパネルにしたのかは謎です。
潰れていたとしても走行に支障がでる訳でもありませんので別にこのままでもいいよ。という方はこの先をお読み頂かなくてもいいのですが多くのR32乗りのオーナーが気にしていると思っておりますのでその修正に関する事などを話したいと思います。
ここの箇所の潰れ具合によってフロントフェンダーとドアの隙間や段差に影響が出来たりサイドステップに歪みが発生したりしますので覗き込まなければ見えないから、、、という訳にもいかなくなってきます。
サイドシルアウターパネルを取り除きますと内部構造がよくわかりますが写真のようになっております。そしてジャッキポイントが潰れればインナーパネルも同じように曲がっていきます(矢印の部分)パネルが潰れますとインナーとアウターの隙間が開きそこから雨水などが浸入したり内部の水抜けが不十分になったりしてどんどん錆びていくと写真のように穴が開いてしまったりするのですね。
インナーパネルの先端のパネルを取り除いた状態。穴が開いていたパネルの裏側のパネルは錆が酷いです。フロアの耳のパネルも入れると4枚のパネルが溶接されているのですが錆の進行が進めば4枚共すべてダメですし溶接そのものも意味がなくなりますので剛性も当然低下する訳なんですね
曲がり、そして錆びたパネルは個別に修正します。
修正後。錆が発生してると溶接による接合が出来ませんのでどーしようもない箇所は切り取り、新しい鉄板で作り変えます。
ここまで見るとわかると思うのですがサイドシルの修正は非常に時間と手間がかかる作業ですが、このまま元に戻しても全然面白くないですし、もしも車検やオイル交換といった作業を自分以外の誰かが作業する場合せっかく修理したジャッキアップポイントで上げられてはまたまた同じように潰れてしまいます。気を使ってくれる作業者や急所であるこの箇所を理解している整備士さんなら良いのですが知識も資格もないガソリンスタンドのアルバイト的な作業者ですと何の迷いもなくこの箇所で車体を持ち上げるかもしれません。
R32でよく錆びている箇所としてこの写真の部分もあります。
リヤタイヤハウスの前側の下ですね。サイドシルのちょうど一番後ろ部分です。
ここ、結構な確立で写真のようになってますがここだけをピンポイントに修理するのは少し大変ですがサイドシルアウターを交換するのであれば是非やっておきたい箇所。
ここもいくつかのパネルで構成されているので、しっかりと修復するのにはそれなりの順番があります。どっかの修理工場でこの部分の修理見積もりを聞いて『そうだね3~4万かな』なんて返事が返ってきたらよく作業方法を確認した方がいいですね。下手すると表面をパッーと削ってアンダーコートかなんかで隠しちゃうような上辺修理かもしれないです。ちゃんとした鈑金屋であればパネルの奥の状態次第で修理内容がより濃くなるのがわかってますから安易に料金を言い切ってしまうような事はしないです。
サイドシルアウターとその中のパネルを取った状態。アウター交換と同時にといった理由がわかると思いますがなかなか奥のパネルに辿り着きませんね(笑)ノズルを交換すると同時に圧を高めに設定すると写真のように高圧洗浄が可能となります。
更に奥のパネル(矢印部分)
また更にその奥のパネル。
このように錆が酷くなると接地している他のパネルも錆びてしまいます。
部分的に錆びている箇所を切り取り新しいパネルを作っていきます。
これを切り張り修理といいます。
裏になってしまうパネルが今正面に見えてますが接合後は見えなくなるものの、先に色を入れておいて溶接していく訳です。
実は溶接後のパネルの裏側も曲げた細い筆等を用いて防錆の処理を行います。
ありがちなビフォーアフターの写真だけを見せて、こんなにキレイになりました!!
というような事ではなく中身が重要なんですね。
どうぞ最初に見せた写真と比べてみてください。
あの何枚も重なった複雑なパネルはこういった流れの作業で修復していくのがお分かり頂けたと思います。ですので最初に話した表面だけの修理は耐久性を考えますと全く意味がありません。
是非、修理を依頼する際にはどういった修理方法なのかをよく確認して大事な車両を預けて頂ければと思います!安くて良いものは誰もが欲しがりますが手間がかかる作業には当てはまりません。安いものはそれなりの作業である事が多いです。
ちなみにこの箇所の修理料金ですがアウターパネルを外した所から計算すると…
①サイドシルインナーの一番外側のパネル脱着が5,000円
②インナー2枚目の穴開き箇所が12,000円
③インナー3枚目の切り張り修理が8,000円
④インナー4枚目の錆改善修理が8,000円 で合計が33,000円になります。
こちらで補強プレートを組み込みサイドシル修理する車両は今回紹介させて頂いたような、各部にみられる錆のチェックは行いますので、出来ればこの機会に一緒に修理してしまった方が良いです。
サイドシル補強と修理のみの作業ですとインナーやフロアの修正次第な所にもなりますが大体納期は1ヶ月位かと思います。
これに全塗装(表面のみ同色)。全塗装でガラス外すならガラス廻りのスポット増しとかになってしまいますと2ヶ月~3ヶ月のお預かりになってしまいます。
R32オーナーの方でサイドシルの潰れが気になってしょうがない方は是非一度ご相談ください。
きっと何かしら役に立つアドバイスが出来ると思います。
今回ご紹介しましたBNR32専用の補強パーツいかがだったでしょうか? 私自身BNR32をもうかれこれ20年以上乗ってまして皆さんと同じようにジャッキUPポイントが潰れてたりします(笑) なかなか自分の車はいじれる暇と機会がないのですが私のGTRにも装着してみたい!と作業しながら思ってしまいました。おそらくスポット増しよりもうワンランク上の剛性が得られるはずです。 今回ご紹介したGTRは※今現在作業途中ということもありまして走行はまだしておりませんが、変化の違いなんかも今後お伝えしていきたいと思います。 ※2014 7/26 今後商品化に向けて改良を重ねていきますので予告無く仕様変更をする場合もございます。 一般の小売も考えておりますのでご興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせください。 |
神奈川県 M様
車の方を仕上げて頂いてからそろそろ1年が経とうとしております。
千葉県 O様
田口様
4日はどうもありがとうございました。
走った感じですが、非常に安定していて全体的にがっしりしています。
※速度を出しても全然恐怖感が無いです。※●●程しか出してませんが・・・
乗り心地も良くなっていると思います。※段差を乗り越えてもショックが少ないです。
後、合計8kgの重量増とのことでしたが、特に重くなった感じはありません。
※ホイールベース内だから影響もほとんどないと思います。
御社に依頼して正解でした。メンテなどでまたご依頼することもあるかもしれません。その際はよろしくお願いいたします。
追記
ガラスコーティング実施していただいたのですが、普通に洗車してもいいのでしょうか?また、効果はどのくらい効きますか?あとレイマックスのマフラーですが、保証書?みたいなものはなかったでしょうか?
愛知県 W様
田口さま
ご無沙汰しております、愛知の渡會です。連絡が遅くなりました。
納車から千キロほど走行しました。帰りの高速では少し雨に降られただけで済みました。
車の感じですがインターに乗る前の下道でも「あれ・・・前の32とは違うな!なんか35っぽい感覚がするような気がする。」それが第一印象でした。
圏央道に入ってからはタイヤの慣らしと、自分のリハビリを兼ねて交通の流れに乗って走りました。
サイドシルの補強のおかげで剛性が上がっているのが流しているだけで判ります。
道路の繋ぎを越えた時の収まりの良さ、ハンドルに対する追従性の良さ、思わず二ヤケテしまいました!東名は雨の夜道でしたが、LEDヘッドライトのおかげで運転が楽でした。ありがとうございます。
あとはフェンダーとタイヤのクリアランスの確認の為に地元のバイパスで●●キロからブレーキを踏んで、家に戻りました。
翌日コーティングに持って行って磨いて貰って、とりあえず完成です。
ただ家の周りの道は国道とは名ばかりの田舎道です。車体がしっかりしたら今までの足では跳ねてしまって踏めません。
とりあえず縮みを二つ戻して乗ってみて、少しふわふわするので伸びを一つ締めて乗っています。補強で変わるものですね!
あと1センチ車高を上げてストロークを稼げば乗りやすくなるのは分かっているのですが出来ません。若いなぁ~
それと車庫の中で見るより外で眺める方が数倍素敵です。
以前の状態でも十分綺麗に見えていた筈なのにやっぱり別物ですね!BPさんにお願いして良かったと思います。
この車に乗り続ける限り、またお世話になる事も有ると思います。
その機会には是非ご協力お願いします。
埼玉県 M様
有限会社ビーピーコーポレーション 田口さま
お久しぶりです。
その後の経過報告していなくて申し訳ございません。今もスカイラインは元気に走っています。
ボディを固めた事で街乗りは段差等の衝撃が前よりも伝わりますが、それはそういった車に乗ってるて事で妥協しております。笑
そもそも補強をした目的としては大変満足しており、フロントを固めた事によって今まででも十分だと感じていたステアリング操作に対してのフロントの向きがさらにシャープに変わるようになりました。そして、補強プレート、ドア回りのスポット増しをしたことによってフロントの動きに対してよれて着いてくる感じがなくなり滑る感じが大変よくわかるようになりました。また、ドリフト中もアクセルに対して素直に滑る、止まるができて楽しいです。ただ、トラクションアップに関しては感覚としてアップしたかな~位ですね。そこは古い車なので仕方ないと思っています。
メールにありますフロントレインフォースはまだありますか?
大変興味があるのですが、これはアルミ製ですか?
今年は車検もあるのでまたお願いしたいと考えているのですが、ただ、現在私事で大変忙しくて2月以降にならないとお伺いできない状態となっております。よろしくお願いいたします。